注釈

SSD Solid State Disk。最近流行りの記憶装置。早い軽い小さいといいことずくめだけど、容量の割には高くつく。


ハードディスク Hard Disk Drive。昔フロッピーディスク(くにゃくにゃなディスク)というものがありまして、それに対して「堅い」ディスク。5千回転/分のディスクの上を分子数個分の高さに浮いているヘッドで情報を読み書きする。回転がはじまるまでの時間と目標の所に行くまでに時間がかかる分だけ遅い扱いをされるが、容量のでかさは他のメディアの追随を許さない。ハードディスクのバックアップを取れるのはもはやハードディスクだけ。


ブレッドボード ハードウェアができあがるまで待っていたらいつまでたっても作業ができないので、ソフト開発用に作られる仮のハードウェア。部品や配線がむき出しなのでフェチな人にはたまらないと思われるが、当然「開発中の製品」という重要機密の塊であるため、一般に公開されることはほぼない。ほとんどがハンドメイドなので、壊れてることもあったりする。そうするとプログラムがだめなのかハードがダメなのかで頭を抱えることになる。「ハードが壊れてる!」と決めつけると自分のバグであることが圧倒的に多い。


OSを入れて遊ぶ趣味 …というのは実在する。OS自体が「何かをするための土台」なのであるが、その土台を作っては別の土台を作ってとっかえひっかえして遊ぶ。


Preview版 開発者やシステム管理者向けに「今度こういうの作るんで、試しに使ってみてください」と配られるもの。基本的には作りかけなので、トラブルもいろいろ出る。ユーザに「OSアップデートしたら動かなくなった!」っていわれるのも結構肝が冷えるので、とりあえず動作確認ぐらいはしておくのが吉。仕事でなくても使ってみる物好きもいる。僕とか。


β おおよそPreview版と同じ。αは「まぁ動かないけど雰囲気だけつかんでもらえたら」 βで「とりあえず動くよ」なので、日々使うものにインストールすると泣ける。iOS7はβ1→β4とありましたが、β1はなかなか素敵な完成度でした。こういうの使って遊んでいると、正式リリースの時に周囲と盛り上がりにズレがありまくりで若干寂しい。


組み込み パソコンやサーバー「ではない」コンピュータ上の開発。炊飯器や洗濯機にはじまり、自動車では100個ぐらいのコンピュータが載っていて、それぞれの上でプログラムが走っている。同じ車の中でもナビとエアコンパネルでは規模がまるっきり違うので、人類はわかりあうことができない。


Build マイクロソフトの開発者向けカンファレンス。WWDCに比べると世間の注目度は低いが、こちらはこちらで味わい深い。


レンダリング 画面表示のこと。音楽の場合は同じファイルをどの機械で鳴らしてもだいたい同じように聞こえるが、現在の電子書籍は機械によって全く見え方が違うことが少なくない。同じKindleでもAndroidとPaperWhiteとiPadで表示が違ったりするので、いろいろな意味で心臓に悪い。


Alianware DELLのゲーマー向けPC。性能はいいがデザインがアグレッシブ。


套路 中国拳法の型のこと。


通らないパス プログラムは老舗のスープのようなもので継ぎ足し継ぎ足し作ってます。そうするとあーなったらこーするの類いが増えて、時に「何をやってもそこには入らない」のがおこります。別にそこに行かなかったからって困ることはないので「実害はない」のですが、見落としがあったのは事実なので不具合としてカウントしたりします。


納期 仕事である以上死守するか、お客さんを納得させるかの2択しかない。もっともお客さんもそのお客さんに対して納期を持っているわけで、お客さんの腕次第であってどうにもならない場合も少なくない。


工数 何時間その作業に費やしました、という製造系ソフトウェア業界用語。ソフトウェアの仕事はコスト≒人件費なので「この仕事に何時間使いました」というのがそのまま請求書に載ったりする。納期に間に合っても工数がオーバーしたらそれはそれで檄おこ。