電子と紙
どこかで、電子書籍と紙の書籍で「紙と同じ値段が妥当」/「電子書籍が安くあるべき」の質問があったらしく。
「モノによるだろ(・ω・)」
まずDRMの有無で(音楽と同じように)値段変わってくるだろうし、電子書籍は紙の書籍の劣化コピーじゃない。
電子書籍ならでは、軽いとか検索楽とかインタラクティブ要素とか、そういうものがあるなら紙より高くても当然だと思うし、写真は電子書籍の方がキレイに感じる(ここは多分それぞれ)
電子書籍の中でも、素のテキストだけなのと、ウィジェット使ったiBooksとでは、ハードカバーと文庫以上に差がある。
今は著者がJavaScript書かなきゃいけないのでハードル高いですが、オーサリングソフト側で手当されるようになるのもそう遠い未来でもないと思ってます(というか、既にiBooksAuthorでは一部実現されている)
そうなったとき、多分、紙と電子という区分けじゃなくて、「多様な書籍の一部として紙の書籍がある」と、なるんじゃないかと思うわけです。
もちろんその多様な書籍、のなかには手触りにこだわり抜いた紙の本もあるでしょう。今の時点でもファイブスター物語の設定資料集なんかは「付加価値の高い紙の本の代表」と言っていいと思います。
紙だからとか電子だからとかじゃなくて、
本に値段がつく世の中が来て欲しい。
もうひとついうと、(そういう圧力は既に少しありますが)著者がその表現に最適な形態を選べる世の中になってほしい。
電子では出すなと出版社に言われるとか、
あるいは、電子で出せとユーザーに言われるとか、
そういう世界じゃなくて、著者が自分の本に最適な表現として媒体を選べる世の中になってほしい。
なんか話それたね(・ω・)マァイイカ
- 作者: 永野護
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