「犬のためのWPF」を書いている間、iOS版kindleのレイアウトに悩まされました。

 

作業時間の80%くらいがレイアウトとその確認だった印象です。

 

レイアウトの見直しに向けた調査の一部を、ここに書いていきます。今回は左インデントです。

 作業フローは以下のようにしています*1

word2010(docx)

→word2010HTML出力(html)

→kindlegen(mobi)

Kindleプレビューア

  word2010のオリジナルです。 単位はインデント・字下げ・ぶら下げを各1文字で設定しました。

 

Kindle Paper Whiteです。完璧ですね*2

 

kindle Fire HDです。量が大きくなっていますが、これもセーフでしょう。

 

iPadです。 一瞬何がおこったのだかわからなくなりますが、<span class="deco" style="font-weight:bold;">「段落の先頭は常に字下げ」</span>となっています。インデントは反映されています。 ぶら下げ+インデントでは相殺して不思議な均衡状態になってます。

 

 

 素Kindleでの描画を調べてみると、iPad版と同じように「先頭常に字下げ」となっています。(実は)Kindle for Windowsでは正常ですので、iPad版は周回遅れといっていい状態です。 自分がiPad miniを使っているもあり、iPadに最適化したバージョンを作りたいのはやまやまですが、やった瞬間にiPadKindleがバージョンアップして涙目、ということになりそうで怖いです。

犬のためのWPF (Technical writing for dogs)

犬のためのWPF (Technical writing for dogs)

*1:docxから生成したmobiファイルではKindleプレビューアで確認できないためです。

*2:1文字にはなっていませんが、これはdocx→htmlの段階で1文字→10pxと変換されているためOK