EINを電話で手に入れました

KDPとかiBooksとかで税金がすごいらしい

amazon/appleアメリカの企業ですので、商売に関係する税金をアメリカに払っています。仕入れ業者=作家に印税を払う場合、作家が払うべき税金をアメリカに払い、その残りを作家に払っています(多分) 日本の作家は収入を日本に納めているので、二重取られになってしまいます。しかもこのアメリカでの課税は「誰だかわからんからMAX課税率の30%」という、けっこうなものです。

回避する方法はある

逆に言えば、「この作家はアメリカ国外の人なので、アメリカには税金を払う必要がない」ということを通知できれば、この30%は除外されるわけです。そこで必要になるのがEIN(Employer Identification Number)です。この番号を取得してamazon/appleに通知すれば、amazon/appleアメリカに税金を払うことなく全額を作家に送金します。

EINをとる方法

EINはIRS(Internal Revenue Service)が発行します。
取得方法は以下の4つです。

  • オンライン(SSN/ITINが必要ですので日本人には無理)
  • 電話(その場)
  • FAX(営業日で4日)
  • メール(IRSのサイトには4週間かかるとされていてオススメいたしかねます)

今回は一番短い電話を試してみました。

準備

SS-4という書式に必要事項を書いておきます。例がamazon書いてありますので、この内容は事前に埋めておきました。下の方に電話番号、FAX番号も書く欄がありますのでこれも埋めておきましょう。もちろん国際通話用の番号ですよ。

電話する先

Skypeからかけます。かける番号はEINの申請方法のページのApply By EIN Toll-Free Telephone Serviceの

Note: International applicants must call (267) 941-1099 (Not a toll-free number).

こっちがわです。その前の方の電話番号にかけると人には繋がりますが「違うよ?」という感じで終了です*1

電話

電話すると音声ガイダンスが流れます。結構早口なのでビビるかもしれません、というかビビりました。ここは頑張って聞き取りましょう。最後に「もう一回繰り返す時は」っていってくれるので何回か聞けばどうにかなります。
そうすると人に繋がります。名前を聞かれて話を始めますが「あいむのっとぐっどあっといんぐりっしゅ。そーぷりーずすぴーくすろーりー」といっておくといいかもしれません。Ronはゆっくりしゃべってくれたので助かりました。
「SS-4書いたのあるからFAXしようか?」と聞くとFAX番号を教えてくれます。しかし、これがなかなかつながらないので、違う番号を教えてもらってそれでもつながらず、
「そっちのFAX忙しいの?(´・ω・`)」
「忙しいよHAHAHAHAHA」
じゃあ、まぁ、口でやろうか、ということに。聞かれたのは以下の項目*2

  • (1)自分の名前
  • (2)会社の名前(自分の名前、XXXXです。でOK)
  • (4)住所
  • (9)法人の種類(Solo proprietorと答えたら通った)
  • (18)過去に申請したことないよね?
  • (-)電話番号
  • (-)FAX番号

でした。ほとんど終わった頃にFAXが送信されてRonと苦笑。
「じゃあEINできたから番号いうね」
「おっけーありがとう」
「あとファックスの番号だけど、電話番号と同じだよね? 送れないけどどうしよう?」
「電話はSkypeだからノープロブレムヽ(´ー`)ノ」
「じゃーおくるねー」
「FAXキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!」
「なんか質問ある?」
「あー、名前教えて」
「Ronだよー」
「Ronどうもありがとう。じゃあね*3。」
「ご利用ありがとうございました(的ななにかだと思われる)」


そしていまEINが手元に。誇らしい:)
FAXが繋がらない〜といってた時間がかなりありましたが、電話自体は30分で終了。
成功報酬\2000ぐらいで請け負いたい(;´∀`)オカネ


FAX申請は(自分の)FAX番号間違えなきゃ余裕だとは思いますが、リジェクトされたのか単に待たされてるだけなのかわからないのがあまり…という方にはオススメできると思います。


余談:RON「日本にはステートはあるのかい?」

*1:やりましたorz

*2:カッコの中はSS-4での項目番号です

*3:はじめに名前とか従業員番号?をいってくれるのだけど、聞き取れたためしがない